なぜ沖縄に長寿の人が多いのか? 長寿というと、沖縄がよく知られます。
沖縄は100歳以上の人口比率が日本一高い県です。
その理由には気候、生活習慣、人々の結びつきが強い伝統的な風俗や県民性、
などいろいろありますが、要約すると次のようになるようです。
1、肉類(特に豚肉)を過不足なく食べる
2、豆類(特に豆腐)も肉類とバランスよく食べる
3、野菜類や海藻類をよく食べる
4、塩分と砂糖の摂取が少ない
5、運動や労働を続けて年中体を動かす
6、「テーゲー主義」で心のゆとりをもって生きる
7、共存共栄、ヨコ社会、ホンネ社会を生きる
このなかで「テーゲー」とは「たいがい」の意味で、くよくよせず、もっと
気楽にものごとをとらえようというのが「テーゲー主義」です。
これがストレスのない生活方法につながっています。
コンブを豊富に使う沖縄料理 食生活では、なんといっても豚肉が有名ですが、注目すべきはその料理法です。
肉を湯通しすることで余分な脂肪をしっかり取り除き、長く煮込んでさらに脂肪を落としています。
加えて豚肉料理に必ず添えられているのが、ミネラル豊富な野菜やコンブをごった煮にした汁物。
こうした偏りのない肉食の習慣が、栄養のバランスを保っているのです。
そして、この全国平均を上回る豚肉の消費量以上に特筆すべきは、全国平均を
大きく上回る、豆類を原料とする豆腐緑黄色野菜の消費量です。
たとえば、豆腐は約2倍の年間59kg、緑黄色野菜は約30%増の一日100g
海藻類(特にコンブ)は約1.5倍の消費量です。
じつは沖縄は、コンブの消費量が全国でも一、二をあらそう多さなのです。
豚肉を多く使う沖縄料理を見てみると、そのコンブとの組み合わせの多彩さにおどろかされます。
豚肉・鶏肉・コンブを入れた汁物のイラブー料理、
豚肉・切りコンブ・こんにゃくをいため蒸したクーブイリチー料理、
コンブ巻きのクーブマチ 豚足・コンブ・大根を煮たアシティビチ
などのコンブ料理がたくさんあります。
コンブは沖縄では採れませんが、琉球王国の時代に中国への交易品として島に
入ってきたものが徐々に人々の間に広まり、特に豚肉との組み合わせが人々の嗜好にあい、独特の風土料理をつくりあげたと言われています。
そして、コンブを大量にとりいれたことによって、沖縄は長寿の島になったのでしょう。
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