エイズにも有効!芽かぶの成分   

およそ海藻は、 
 葉、茎、根の部分からなっていますが、ワカメの場合は、葉と 根の間に芽かぶと呼ばれる部分があります。 この芽かぶは、繁殖のための胞子を飛ばす、ワカメの生殖器官です。  

 ちなみに、現在行われているワカメの養殖では、芽かぶの胞子を種糸と呼ばれる シュロ糸につけ、海水をはった水槽の中に沈め、発芽させ、受精させ、海に移して成長させます。  

 それはさておき、芽かぶにももちろん、ワカメの葉と同じ成分が含まれています が、実はその含有量には差があるのです。主成分である酸性多糖類を比べても、芽かぶは葉っぱより少なくとも20%前後多いですし、また、不溶性食物繊維も、ある分析では葉っぱの約1.5倍程度多いという実験結果も出ています。  

 最近芽かぶから製品化した抗ガン剤(酸性多糖が主成分)が、ある種のガン細胞 には優れた効果を上げている文献が出たり、日本ガン学会の発表で、ガン予防になるとのTV放送が話題を呼んだりしていますが、一方、インビトロ(試験管内試験) で、エイズウイルスの増殖を阻止するという報告もなされています。  

 芽かぶの酸性多糖類は、現在のところ以前にも説明しましたが、アルギン酸とフ コイダンですから、芽かぶの抗ガン性や抗エイズウイルス性は、すなわち、これら の酸性多糖類のもつ特性と考えてもよいでしょう。  

 このように、フコイダンなどの酸性多糖類がガンに対して何故有効なのかというその抗ガンメカニズムについては、さまざまな見解があり、ガン細胞の増殖を抑制するインターフェロンの生成を促すというものや、異物である酸性多糖類を食べて活性化したマクロファージ(免疫関連細胞)がT細胞などの免疫専門の細胞を刺激して、ガン細胞を殺すのだ、などなどです。  

 もちろん抗ガン剤のような副作用はまったくありませんから、芽かぶを積極的に食べて、体の免疫力を高めたいものです。